みなさんは毎日テレビを見ますでしょうか?また、1日何時間見ますでしょうか?
20年前であればテレビは家庭の中心でしたが、最近の10代、20代は家にテレビがない方もいるのではないでしょうか。
前よりも注目されなくなったテレビについて今回は解説していきます。
スポンサードリンクメディアとしてのテレビ
2016年データによると日本中でテレビを保有している世帯は全世帯の98%にも及び最も普及しているメディアと言えます。
また、1世帯当たりの平均保有台数も2台以上、週間視聴時間も8時間以上と接触密度が高いメディアになっています。
テレビの特徴
広く普及しているテレビですが主に下記のような特徴があるメディアです。
- テレビは非常に高い普及率を背景に多くの人が接触するだけでなく、映像と音声で伝えることができるメディアのため短期間に非常に多い人に浸透させることができます。
- テレビに取り上げられることは今 世間に注目されていることと等しいため商品やサービス自体の信頼性が飛躍的に上がります。
- 他のメディアとは違い、対象が子供から老人まで幅広いため年齢に関係なく多くの層に情報を伝えることができます。
テレビの視聴率
視聴率はテレビ番組やCMが「どれくらいの世帯、人に見られたか」という指標になります。
世帯視聴率と個人視聴率の2つがあり、どちらも視聴率調査サービス(例えばビデオリサーチ社)を提供している会社から情報提供されています。
視聴率が上がる時間
視聴率(=テレビを見る時間)は1日のうちで3回ピークがあります。
人間の生活リズムと連動していて朝(午前7時前後)、昼(午前12時前後)、夜(午後7時から10時の間)に視聴率が上がる傾向があります。
行動に照らし合わせると朝は出勤、登校前の時間、昼は家庭や会社での昼食時、夜は会社や学校から帰宅してくつろいでいる時間になります。
夜は特に世帯視聴率が70%近くに達することもあり19時〜22時をゴールデンタイム(G帯)、19時〜23時をプライムタイム(P帯)と呼ばれている。
また、週末の土日は平日よりも世帯視聴率が上がる傾向がある。
視聴率と視聴質
視聴率は世帯、個人で保有しているテレビで該当するテレビ番組がどれくらい視聴されているかの数値です。
しかし、視聴率はどの程度注目して見ているかは計測できません。
例えば朝の通勤前にテレビ番組をじっくり見ている人は少ないと推測されます。
そのため最近では視聴質についても注目されるようになってきています。
特別の機器を使用しどれくらいそのテレビ番組に注目して見ているかを数値化したものですが、まだまだ始まったばかりということもあり認知度が低い指標ですが今後より重要になって来る指標になると予想されます。
テレビの視聴者層
テレビの視聴層は下記のように分類されています。
テレビ番組の内容と視聴層は密接に関連しているため、そのテレビ番組のテレビCMの視聴層はテレビ番組の視聴層とほぼ同じとなります。
また、消費行動が特に強いF1層が含まれているテレビCM枠は人気のため早めにスポンサー企業が決定することが多いです。
属性 | 補足 | |
C層 | 男女4〜12歳 | CはChildの略 |
T層 | 男女13〜19歳 | TはTeenの略 |
M1層 | 男性20〜34歳 | MはMaleの略 |
M2層 | 男性35〜49歳 | |
M3層 | 男性50歳以上 | |
F1層 | 女性20〜34歳 | FはFemaleの略 |
F2層 | 女性35〜49歳 | |
F3層 | 女性50歳以上 |
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